「たったひとつの恋」 Quotations
第1話 上流と下流の恋
「例えば、夏の日の花火みたいに、
忘れられない、
たった・・・
たったひとつの恋なんていうのが
あるとすれば・・・。
それはやっぱり、20歳の頃の恋なのかな。
でも、僕らときたら、
そういうことはまるでダメで・・・
なんていうか・・・
ダサいし。
金ないし。
おまけに、やっていることもカッコ悪かった。
軽く発電所の排水が流れ込むその辺りは、
海の水が温かくなり、
うじゃうじゃ魚が集まってくるため、
立ち入り禁止区域に指定されている。
そこに忍び込み、魚を釣り、
料亭に持っていって、金に変える。
とりあえず、日が暮れて人目がなくなるのを待つ。
どうしたって、ぱっとしない僕らだった。
でも、僕は・・・君と出会った。」
「僕は、彼女といると、
探し物ばかりしているんだ。」
「魔法が解けたシンデレラには、
カボチャの馬車と、みすぼらしい服が残ったように、
僕達も、現実に引き戻される。」
「恋の始まりは、いつだって赤ちゃんの時みたいに、
ささやかで、美しいんだ。
それが、その後、どれほど残酷で苦しい恋に
育っていくとしても・・・。
僕は・・・その運命を逃れられない。」


第2話 手をつないだ
「正直言うと、僕は、
彼女のことを、思い出さないようにしていた。
でもあの時、彼女に言われた「嘘つき」って言葉は、
間違って、冷たい水に入れられた角砂糖みたいに、
かき回しても、かき回しても、
溶けなかったんだ。
どうしても、心に残り、沈む。」
「なんだこれは・・・。
心が凍った。
お前って言った。」
第5話 君がいなくなる
「遠くであいつらのはしゃぐ声を聞きながら、
菜緒とキスなんかしながら、
俺はなんか、すごい満ち足りた気分になったんだ。
必要以上にはしゃいだり、
必要以上に、悲しんだり、
あの頃のいくつかの出来事は、
今もこの胸の奥で、光を放ち続ける。
まるで、タイタニックの海底の、
宝石みたいに。」
「ねえ。
あの時僕は、一生君を、愛していける気がしたんだ。」
第9話 きっとまた会える
「僕達は、長い長い残りの人生の、その中の、15分間だけ、
手をつなぐ。
こうして、僕の二十歳の恋は、終わったんだ。
今も鮮やかに、蘇る、恋。
あの船の上で、本当は、僕はこう言えば良かったんだ。
時間をかけて、整えようよ。
お互いの立場を。
奈緒だって、大学を卒業して、
僕だって、工場を軌道に乗せて、
そしたら、僕達を取り巻く状況も、
変わってくるかもしれないだろ?」
「だけど・・・あの時、あの船の上で、あの強い瞳の前で
僕は黙った。
君の瞳が、僕に時間の猶予なんて許さなかった。
もうここで答えてもらわないと、この気持は死んじゃう、
という勢いだった。」
「その時の俺らのケンカは、3年ぶりぐらいのケンカで、
なかなか激しかった。
けど、俺らのケンカは、子供の頃から、3日と持たない。
あのケンカも、今となってはいい思い出だ。
そういえば・・・釣りも行かなくなったなー。」
「オレンジの、あのオレンジのイガイガは、
クリスマスイブに二年ほど光った。
俺ももちろん、懐中電灯を降った。
横浜中を照らす勢いで。
3年目。
オレンジは光らなかった。
僕は、光を見つけることが出来なかった。
真っ暗だった。
僕の心も、真っ暗になった。
僕は、彼女が死んだと思えず、
僕を忘れたんだって、思った。
なぜか、何の迷いもなく、そう確信した。
死んだのは・・・彼女ではなく、
彼女の心の中の・・・僕だ。
君を連れて逃げる・・・なんてことも出来たのかもしれない。
でも・・・できなかった。
所詮、二十歳だった。
僕達は、優しすぎて、幼すぎて、どうしようもなく、二十歳だった。」
「こうして僕の、二十歳の頃の恋は終わっていった。
それにしても、あの頃・・・
ねえ、僕は、君をちゃんと愛せてたかな?」
明日的太陽會否和往常一樣升起,他無法預測。面臨了無數個孤獨漫長的黑夜,在幾乎失去一切的這一刻,他心中仍然隱藏着那「橘色的曙光」。他相信只要堅決不放棄,只要内心是光明的,他肯定能戰勝黑暗...他依然追尋着,下一個「橘色歲月」...
たった一つの恋
好き!
watashi mo suki yo…